節分という行事、「鬼は~外 福は~内」で豆をまいてますが、そもそも由来ってなんでしょうね?
子供に尋ねられても答えられなかったので調べてみました~!
すると、節分のときの食べ物にもいろいろあって、地方色豊かということもわかりました。
また、どうして豆まきをするのか、そしてその作法とは…
気になる情報をまとめてみました。
目次<お好きなところからお読みください>
節分の由来を知るとその理由に納得!子供さんの質問もバッチリ
節分は2月3日、立春の前日ですね。
これは旧暦の大晦日にあたるんです。
節分は西暦900年代から行われている歴史のある行事で、昔は立春の頃が一年の始めとされていたんですよ~
今で言うと、大晦日には大掃除をしますよね。
一年の汚れをキレイにして新年を迎える。
節分で「鬼は~外 福は~内」っていうのも、新年を迎える行事ということを考えると、なるほど~って思います。
そもそも、旧暦って何?
それは太陰太陽暦のことで、月の満ち欠け(朔望[さくぼう])で日にちを知る方法で古代より使われていたんです。
それでいくと1ヶ月は29.53日で1年は354.367日ということになって、今の新暦(太陽暦)での1年365日とは11日ずれますよね。
昔はこのズレを解消するのに3年に1回閏月を取り入れていたんですって。
ヨーロッパではコレに早く対応して太陽暦に切り替えたんですが、東洋ではしばらく使われていました。
そして日本では明治政府が太陽暦を取り入れるようにしたんですヨ^^
時は明治5年12月2日。
この日で旧暦が終わり…
明治6年1月1日から新暦に変わったんです。
節分のときの食べ物としていわしが使われるのは何故?
節分で食べられるものが7種類あるのはご存知ですか?
こんにゃく
けんちん汁
そば
くじら
いわし
恵方巻き
豆
こんにゃくは四国地方で、けんちん汁は関東でとこれらは地方によって色々です。
節分というのが旧暦の大晦日の行事ということを考えるとなんとなく節分での食べ物の意味がわかりますね。
「そば」は今と同じように長寿と健康祈願ですし、「くじら」は山口県で大きいものを食べると縁起がいいとされています。
「こんにゃく」は何故って思いますが、こんにゃくが「お腹の砂おろし」「胃のほうき」と言われることを思えば、大晦日に胃の大掃除ってことになります。
では、「いわし」は何故?
イワシの語源は「弱し」「卑し(いやし)」
弱くて、いやしく、臭いのあるイワシを食べることで「陰の気を消してしまう」という意味があるんですって。
また、イワシは食べるだけでなく、玄関や軒先に飾ったりします。
柊(ひいらぎ)の小枝に焼いた鰯の頭を付けて飾る。
これは鬼が臭いのキツイものや尖ったものを嫌うことからなんです。
飾ったイワシはとうするかというと、コレもいろいろで、翌日にはずすとか、2月いっぱいは置いとくとか、翌年まで飾っておくとか…
飾りは寺社に持っていくか、紙に包んで塩でお清めして処分してくださいね。
節分で豆まきをする、その理由とは?
そして節分といえば豆まきですね^^
何故豆をまくの?
それは、昔、京都の鞍馬に鬼が出た時、毘沙門天様のお告げで、大豆を鬼の目に投げつけ鬼が退散したということかららしいです。
この豆まきにも作法があるんですよ^^
まず豆は炒った豆。生だとまいた豆から芽が出たりするでしょ、それは縁起が悪いことらしいのです。
その豆を枡に入れて神棚にお供えするか、神棚がないなら目線より上のところにお供えをして、夜にまきます。
まくのは一家の主かその年の干支の生まれの人、厄年の人。
まき方は、投げるのではなくまくんです^^;
豊作を祈願して畑に種をまくようにするので、ピッチャーのように投げるんじゃなくって、まくんですよ~
だから手のひらは上に向いてるはずです。
「鬼は外」と窓から家の外に向かって2回まいてすぐ締める。
そうしないと追い払った鬼が戻ってきてお家に入ってしまいます。
そして「福は内」といいながらお部屋の中に2回まく。
家の奥の窓からはじめて、玄関が最後となります。
そして、豆は年の数だけ食べるんだそうです。
無病息災を願って…
でも、そんなにたくさん豆を食べることができないという方もいらっしゃると思います。
そんな時は、年の数の豆をお茶碗に入れて、熱いお茶をいれて飲むことでも食べたと同じことになるそうですよ~
まとめ
豆まきの由来が旧暦の大晦日だったなんて、そう思うとなるほどと思うことがたくさんですね。
そして、節分のときに何を食べるか、お住いの土地柄で様々なものがあります。
で、今年はあの地域のもので行こうなどとすると、いつもと違った節分が味わえますね。
今年はどこの節分のパターンでいきますか^^