健康診断で尿酸値が高いと出た!結果を見て焦ってしまいますよね^^;
日頃の不摂生?それとも遺伝?原因はいろいろとあると思いますが、尿酸値の数値が高いと身体にどんな影響があるのでしょうか?下げなくても大丈なんでしょうか?プリン体との関係は?そんな気になる尿酸値についてお伝えします。
目次<お好きなところからお読みください>
健康診断の尿酸値の数値が高い原因は?
健康診断で尿酸値が高いってでたぁ~~~(ToT)
毎年のことながら、ここの数値を見るのが怖いって方多いみたいですね。
尿酸値といえば痛風を思い出しますよね。
痛風になったらすごい痛みが走るということで、そうはなりたくな~~~い!って想像しただけで嫌な汗が出てきます。
この尿酸値が高い原因は何なのでしょうか?
尿酸値とは血液の中の尿酸の値が大きいということで、値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症といわれます。
尿酸は私たちの身体の中にいつもある物質なんです。身体の中で作られているんですよ~。
その作られる量と体の外に出す量のバランス、身体から出ていかないで留まっていると血液中にたくさん残ってるってことで高尿酸血症となるわけです。
どのようにして尿酸が作られるかというと、私たちの身体では新しい細胞が生まれて古い細胞が死んでいくという新陳代謝が繰り返されています。
この古い細胞を分解していく途中で遺伝子を構成していたプリン体が放出されるんです。そのプリン体を分解すると尿酸が発生するというメカニズムになっているんです。
プリン体って悪者みたいに言われることが多いんですが、実はプリン体は細胞の核酸を構成している大事な物質だったんです!
まさか自分の身体の中で尿酸が作られてるなんて思ってませんでした^^;
これを血液にのせて腎臓に運んで尿と一緒に排泄する。高尿酸血症ってこの排泄ができてない状態なんですね。
高尿酸血症には3パターンあって、腎臓の機能が低下していて、もしくはもともとあまり強くなく、尿酸を排泄する量が少ないパターン。または、排泄する力はあるけど尿酸がたくさん作られてしまうパターン。そして尿酸もたくさん作られ、排泄する力も弱いというパターン。
この状態は遺伝的な要因もあるようです。身内に高尿酸血症の方がいらっしゃる時は遺伝的な要素も十分考えられます。
そのような方は病院にかかって薬を処方してもらう方がいいと思います。
私の知り合いで、その方は毎年健康診断で尿酸値が高い結果で、「生まれつきの体質かな~遺伝か~」って諦めていたようですが、考え方を変えて「自分の体質が尿酸を出しにくい体質なら、薬の力を借りて体の外に出すようにしよう」ってもう割り切ってお薬を飲むようになったんですって。
食事療法でもなかなか数値が下がらない。少しづつは改善してるかもしれませんが、そうしているうちに身体の中に溜まっていく・・・
はじめは薬を飲むことに抵抗があったということですが、とにかく薬の力を借りてでも尿酸を体の外に出してやった方がいいと思い直したらしんです。
そうすることで気持ちも楽になり、今では薬に対する抵抗もなくなって、もちろん薬の力ではありますが健康診断の尿酸値の数値も良好なんですって。
ストレスも尿酸値を上げる原因にもなるということなので、とても良かったんじゃないかと思います^^
それから、新陳代謝が尿酸値を上げる原因の一つになることは先程お伝えしました。ということは激しい運動をすると新陳代謝が活発になるので、太りすぎが良くないということで運動することもあると思いますが、過度の運動も尿酸値を上げる原因になるので気をつけてくださいね。
尿酸値が高いと身体にどんな影響がある?
さてさて尿酸値が高いと、私たちの身体にどんな影響があるのでしょうか。
先程も出たように、よく聞くのは痛風です!
痛風って、昔は贅沢病なんて言われていました。確かに贅沢な食べ物の中には尿酸の原料となってしまうプリン体を多く含むものがあるのでそう言われたていたんでしょね。
でも、尿酸値が多いのはプリン体を多くとっているからだけではなくて、遺伝的要素もありますもの・・・
尿酸値が高いと言うことは血液中に尿酸がたくさんあるということで、身体から排出されないで留まっている尿酸はナトリウムと結合して結晶になっていくんです。
よく痛風になると足の親指の付け根が痛くなるって言われますよね。それはこの結晶が関節に溜まっていった結果そうなるんです。この結晶の形は針のように尖っているので、結晶が溜まっているところに激痛が走るんですね。
なぜ関節に溜まりやすいかというと、尿酸の結晶は、低温で、pH(水素イオン濃度)が低いところに付着しやすいんですって。
足の親指の付け根って血管が少ないですよね。なので体温が低い部位になります。また、運動量が多いとphが低くなります。phが低いということは酸性ということになります。なので足は運動量が多いのでphが低くなる。
だから足の親指の関節に尿酸の結晶が溜まりやすんですね~。
結晶が溜まるのは関節だけでなく脊髄にもたまることもあり、その場合は神経障害を引き起こすことがあります。
また、腎臓に溜まれば腎臓の機能が低下してしまいますし、血管障害などになった時は命の危険も出てくるというからコワイです。
尿酸の結晶が大きくなった物は石状になります。これが腎臓にできて尿と一緒に尿道を通るとき激痛を伴います。尿路結石というヤツですね。
尿道という管の中を石が通って行くんですもの、想像しただけで痛そうです。
その時血尿が出たりすることもあるようで、そんなのが出た真っ赤な便器を見ると青ざめてしまいます^^;
この尿路結石なんですが、大きさによって治療方法も違ってきます。
大きさが4mm以下だったら尿と一緒に出る可能性が高いのでお薬で済むことがあります。尿と一緒に石が出やすいようにしてくれるんです。もちろん痛みを和らげれくれるようにもしてくれます。
4mmを超える場合はと言うと、体外衝撃波砕石術(ESWL)という方法や内視鏡治療ということになります。
体外衝撃波砕石術(ESWL)とはどんなものかといいますと、衝撃波を体の外から身体の中の石をめがけて当てて割るという治療です。割れて小さくなれば後は尿と一緒に出ていただくというものです^^
尿路結石の石の形は丸っこいのもばかりでなくて、棒状だったりすることもあるようです。これが、そのまま尿道を通っていけばいいのですが、縦が横に向いたりすることもあるようですよ!もうその時の痛み・・・想像したくもないです(TдT)
尿酸値が高いと痛風、尿路結石だけでなく、慢性関節炎や腎障害高血圧など
になってしまうこともありますし、糖尿病など他の病気と併発することがあります。そればかりか高血圧、動脈硬化になったりしますし、そうなれば脳卒中や心筋梗塞と命の危険性も出てくる事になるんです。
尿酸値を下げる方法
こんなになってしまう高尿酸血症!これは尿酸値をなんとか下げないとヤバイです!
さて、では尿酸値を下げる方法ってどんなでしょうか?
尿酸値が高くなるパターンを見てみますと・・・
まず食事!脂っこいものが好きで、お腹いっぱいになるまで食べちゃう。そうすると太っちゃいますよね。
また、毎日たくさんお酒を飲む。ストレスが多い。
ストレスが多いから発散するためにお酒を飲む(TдT)
そして痩せようとして激しい運動をする。
こんなパータンが尿酸値を高くしてしまします。
とうことは、毎日仕事でイライラして、お酒を飲んでストレス発散!お酒を飲んでると食も進み、脂っこいものなども結構食べてお腹いっぱい!で、気がつけば体重がドーーーン!!
一番いけないのはストレスかもですね^^;
なので、尿酸値を下げるにはこのようなパターンの逆になるようにすることですね。
まあ、太っている、イコール、高尿酸血症ってわけではないんですけど、痩せると尿酸値が下がることが多いです。なので痩せるような方向に持っていくようにするということですね。
ただいきなり激しくやると続かないし、リバウンドなんかになっちゃいますから、少しづつ取り組むようにした方がいいですね。
お肉を食べる時は野菜も食べるようにする。食べる順番ダイエットでも紹介されていたように野菜を先に食べるというのも手ですよ~♪
そしてやっぱり量は減らすようにしてくださいね。今までおかわりをしているなら2杯めの量を減らしたり、おかわりをしないようにするとか。
そうすることで御飯の量が減りますので炭水化物の量が減りますから、ダイエット効果はバッチリだと思いますよ^^
お酒を飲むときのおつまみも、なるべく脂っこいものは控える。これは「食べない」じゃなくて「控える」でいいと思います。唐揚げを3個のところを2個にする。これならできそうじゃありませんか^^
お酒も少し控える。アルコールを身体の中で分解する時尿酸ができてしまうので控えたほうがいいです。これはお酒の種類には関係ないんです。プリン体を多く含むというビールでも、プリン体がほとんどないといわれる焼酎でも、アルコールがありますので同じなんですよ。ただプリン体が多いと更に尿酸ができる量が増えることになりますので注意ですね。
なのでプリン体の多い食事にも気をつけることが大事です。
1日のプリン体の摂取量の基準ってご存知ですか?ガイドラインでは1日400mgが目安となっています。
どんな食品が多いかというとよく聞くと思おいますが干物です。
ニボシしなんかは100g中746mg!これは完全にいけない奴ですね^^;
鰹節も493mg。まあ、かつおぶしを100g摂るというのもなかなかないかもしれませんが多いことには違いありません。
マイワシは305mg。これは100g食べるってありそうだから気をつけたいです。
100g食べそうでプリン体の含有量が多いのはあんこうの肝。なんと399mg!
鶏レバーは312mg!!お魚の刺し身も意外と多くてカツオは211mg、マイワシ210mg、マグロは157mgとなっているのでこちらも気をつけないと、あっという間に1日の基準の400mgを超えてしまいそうです(TдT)
あまり気にしすぎては、せっかくのお料理もおいしくいただけないので、控えるくらいから始める。こうして、少しづつ控えてやることから始めるとストレスも少なくて続けられそうでしょ。それに「ストレスも少ない」ってことで、先程お伝えした尿酸が増える要因の「ストレス」も少なくなるってことですよね^^
まとめ
尿酸は身体の中でもつくられるもの。なので尿酸値を下げるのは尿酸ができるだけ作られなようにすることがコツです。
プリン体自体は悪者ではなくて、細胞の核を形成する物質なので大事なものなんですね。でも、プリン体が分解される時に尿酸が出来てしまいます。
なのでプリン体は身体によくないって言われるんですね。
尿酸値を下げる=尿酸を少なくする、ということで見るとプリン体の分解の際に尿酸ができてしまうので、あまりプリン体は摂らないほうがいいです。
体重を減らすことが尿酸を減らすことへ繋がるので、ダイエットは効果あると思いますが、急激にやると長づつきしないし、リバウンドなんかになっちゃうので、少しづつ少しづつ気長にやるようにしてくださいね。
ストレスも尿酸値には関わってきますので・・・
それから、尿酸値が高い人は男性が多くて、女性は少ないんです。
その理由は女性ホルモンが関係していて、女性ホルモンのエストロゲンは尿酸の排泄を促進させる作用があるんです!
だからといって安心はできませんよ~。閉経後は女性ホルモンが減ってしますので、そのせいで尿酸値が高くなる女性が増えるんです。
食事に気をつけて体重を減らしても、どうしても尿酸値が減らないという場合もあります。そんなときも遺伝、体質だから、と諦めないで病院にかかって薬を処方してもらう方が良いです。
一生薬を飲み続けなきゃいけないの?って心配になりますが、数値が落ち着けば医師と相談して止めてもいいんじゃないでしょうか。
まだ落ちない。何で落ちないの?何で・・・って思わないでください。ストレスをためないでくださいね。
そういう体質なんだから仕方ないワ~。薬が抑えてくれるもの!それでいいじゃん!!って気持ちを楽にすることも必要だと思いますよ~^^
身体の中に尿酸をたくさんためないのが一番ですからね♪