お彼岸というのは年に2回ありますよね。
春と秋、春分の日と秋分の日が彼岸の中日で、
その中日の前後3日づつの計7日間がお彼岸の時期です。
そのお彼岸は日本独自の文化なんですヨ。
では、なぜお彼岸にお墓参りをするのでしょうか?
そして、お彼岸にお墓参りに行けない時は
どうしたらいいのでしょうか?
そんなお彼岸のことについてお伝えします。
目次<お好きなところからお読みください>
秋のお彼岸の時期っていつごろなの?
冒頭でもお話しましたが、お彼岸の時期と言うのは
年に2回ありますよね。
春と秋。
春分の日と秋分の日が彼岸の中日で
その前後3日間を含めた7日間がお彼岸の期間
なんですが…
この春分の日と秋分の日は年によって変わるんです。
よく、春分の日は3月21日頃
秋分の日は9月23日頃って
「頃」って付くでしょ^^
これは、太陽と地球の位置が関係しているんです。
地球って太陽の周りを1年365日かけて1周していますよね。
でも、365日ピッタリで1周しているんじゃなくって
プラス約6時間かかってるんです。
それで、秋分の日や春分の日は、昼と夜の長さが
大体同じになる日なんですが、この約6時間の歪で
秋分の日が9月23日だったり9月22日だったりするんですって。
約6時間×4=24時間ということで閏年で1年365日を366日に
してれば調整できてるんじゃないの?
って思われるかもしれませんが、
この6時間は「約」6時間なので、こうスッキリとは
行かないんですね^^;
なので昼と夜の長さが同じになる日は、何年かに1回はずれる。
つまり秋分の日の日付が変わってしまうということなんです。
ちなみに、秋分の日は殆ど9月23日何ですが
9月22日になるのは2016,2020、2024、2028、2032年です。
そもそもお彼岸に墓参りをするのはなぜなんでしょう?
それでは、なぜお彼岸にお墓参りをするんでしょうか?
先程、秋分の日、春分の日は昼と夜の長さが大体同じ
ってお伝えしました。
ということは、太陽は真東から登って真西に沈むんです!
仏教では、私達が生きている世界のことを此岸(しがん)
といって煩悩や迷いのある世界ということになっていて、
その反対に亡くなった人が仏様となって暮らしている世界、
こちらは悟りの世界で彼岸(ひがん)と言われています。
そして此岸は東の方にあり、
彼岸は西の方にあると考えられているので
太陽が真東から登って真西に沈む秋分の日や春分の日は
此岸と彼岸が一番近い日となるわけです。
つまり、あの世とこの世が一番近いので
ご先祖様との距離も一番近くなる、というわけです。
なので、秋分の日、春分の日のお彼岸にお墓参りをして
ご先祖様の供養をするようになったということです。
お彼岸の時期にお墓参りをする理由に
太陽の動きが関係してるなんて、
なんだか自然の中に生きてるって思えて
心が落ち着くっていうか
穏やかな心になりますよね。
自然の中で暦を作った昔の人達、
太陰暦、太陰太陽暦なんてものもありますが
すごいなって思います。
この時期は農作物の種を蒔く時期ですよ
とか
暑くなってきて、うなぎでも食べて元気だして
とか
季節のいろんな節目でメッセージがあるんですもの
本当にすごな~って改めて思います。
お彼岸でも墓参りに行けない時はどうしたらいい?
お彼岸が近づいて、
お墓参りをしなきゃいけないって思うんだけど
お墓がある場所が遠くて行けないとか
体調が悪いとか
仕事で…とか
その他家庭の事情があって
お墓には参れないってこと、あると思います。
お墓参りをしないとご先祖様に失礼かしら?
でも行けない…
そんな時はどうしたらいいのでしょうか?
どうしても行けないのなら、仕方ないです。
自分の家で、故人の好きだったものなどをお供えして
手を合わせるだけでもいいのではないでしょうか?
ご先祖様を思う気持ちといのが一番大事
なんじゃないかって思います。
うちの母も、母の母(母方のおばあちゃん)の
写真を飾って、そこにお供え物をして拝んでます。
それだけでも、
十分に心が通じ合えるんじゃないでしょうか。
秋分の日とかは祝日になるので
ちょっと遠くても休みだから用事が無ければ
行ってみてはどうでしょうか?
ちょっと、面倒って今回行かないでも、
次のお彼岸では元気な顔を見せに行くとかすれば
いいと思いますよ。
ご先祖様もきっと喜びますよ^^
お墓参りが出来なくて、
実家や兄弟の誰かが墓守をしているとかなら、
そちらに品物などを送るのいいと思います。
品物なら菓子折りが無難ですね。
または、お線香もいいです。
お線香はやっぱり贈答用のものがいいでしょうけど
身近で何でも言える相手なら
質より量よねっていうことで
普通のでもいいと思います^^
品物でなければ、供物料とかお花料っていう表書きにして
お金を贈ってもいいと思います。
いづれにしても、彼岸の入りか中日の前に届くように
したほうがいいですヨ
まとめ
お彼岸となる秋分の日や春分の日は
太陽が真東から登って真西に沈みます。
ということは、東と西が一番近くなるということですね。
ご先祖様のすむ彼岸(ひがん)は東
お私達がすむ現世は此岸(しがん)は西
とされていますので、
東と西が一番近いということは
ご先祖様と私達の距離も一番近い時期ってことですね。
お彼岸にお墓参りをするというのは日本独自の文化です。
もし、行けるようなら、この時期に
お墓参りに出かけてはどうでしょうか?
行けなくいても、自宅からご先祖様に思いを馳せて
手を合わせるだけでも、ご先祖様は喜ぶと思います^^