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喪中の時お中元は贈っていい?送る時期とのしの注意点とは

お中元を贈ろうと思っていたら
相手が喪中だったり忌中だったりして。
こんな時ってお中元は贈っていいのかしら?

そもそもお中元を贈る時期っていつからいつまでなの?
贈り物の熨斗はどうしたらいいの?

そんな喪中のときのお中元についてご紹介します。

  

喪中の時にお中元を送るのはマナー違反?

お中元は、お世話になった方へ
感謝の気持ちを伝えるために贈るもの。

でも、喪中の時は贈っていいのかしら…

って迷いますよね。
喪に服していらっしゃるところに
お中元ってどうなんでしょう。

贈る相手に失礼なんじゃないの?

毎年お中元は贈っているんだけど
この時は止めておいたほうが良さそう…

相手が喪中ってこと知らずに贈っちゃった!

などなど相手が喪中のときって迷っちゃいます。

でも、お中元を喪中の方に贈るのはOKなんですよ。

喪中にやってはいけないことは「お祝い事」。
冒頭でも言ってましたけど
お中元は「感謝」の気持ち。
なので、大丈夫なんです。

喪中にやってはいけないことのお祝い事とは
お正月や結婚式等のお祝いの席への出席。
お正月では年賀状を控えるといったことを
やったりしますよね。
あと、初詣やお正月を祝う飾り付けなど。
そういったことは慎むことになります。

ただ結婚式への出席となると
日取りが決まっていたり
どうしても出席しないといけない友人だったり
することもあると思います。

あなたの友人側がよくても
パートナー側の考えもあることですし、
なので招待してくれた方に相談した方がいいですね。

ちなみに、結婚式そのものは原則NGなんですが
生前に故人が本当に楽しみにしていた
というときには、供養のために結婚式をする
ということもあるんですよ。

こちらも両家の親族とよく話し合う必要がありますが…

お中元を贈る時期、喪中の時は…

さてお中元を贈る時期について
一般のときと喪中のときでは違うんでしょうか?

普通、お中元の時期というのは
7月初旬から8月15日までの約1ヶ月
というのが一般的です。
これも地方によって1ヶ月くらい変わるんです。

北海道や東北・関東・関西・中国四国では
先程の期間が一般的なんですが、
その中でも早い地方があるようです。

九州では8月の初めから15日で
沖縄では旧暦の7月15日まで

と様々です。
旧暦の7月15日っていつなんでしょう?
これは、年によって変わるのですよ。
でも、ネットで旧暦変換表なんて検索すると
旧暦の7月15日は今年の何月何日ってわかりますよ^^

では、喪中の時は同じ時期でいいのでしょうか?
基本は同じでいいんですが、
気をつけたいのは忌中のときかどうかです。

「忌中」というのは不幸ごとから四十九日が、
「喪中」は一年間というのが一般的な目安。
一般的というのは、忌中は神式、仏式、キリスト教などで
若干違ってくるんです。
喪中は共通して1年なんですが…

で、何故忌中の時が注意かというのは
何かとバタバタしているからなんです。

私も父を亡くした時、その後の1周間というのは
本当になんだかんだと忙しくてバタバタしていました。
いろんな手続きがあったり片付けをしたり。
父を亡くして悲しいはずなんですが
悲しさより忙しさの方が大変だったのを覚えています。

その時、私は、
「これはきっと悲しみが深くならないように
わざと忙しくなるように
神様がそうしてくれてるのかも」
と思ったくらいです。

そんな時にお中元って来られても
バタバタしている中で対応するのも
こちらとしても申し訳ないですから…

ちなみに、49日以内に贈ると
香典のって言う感じになってしまいます。

なので、せめて忌中の期間、49日が終わってから
お中元をお渡しする方がいいです。

それではお中元の期間を過ぎてしまう
という時は暑中お見舞いとか残暑お見舞いとか
で贈るということになります。

この時期の振り分けは
立秋(8/7)までなら暑中お見舞い
その後なら残暑お見舞い
になります。

それから暑中お見舞いとか残暑お見舞いの
お見舞いという表現は
目上から目下のときで
目上に対しては
お伺い
とするのがメナーなんですヨ

お中元を喪中の時に贈るとき、のしはどうする?

では、お中元を喪中の時に贈る場合
のしはどうしたらいいのでしょうか。

のし(熨斗)とは本来お祝い事に贈る進物に添えている
ものなので、喪中の時はつけないのが基本です。

この「のし」なんですが、
よくお店で
「のしはどうされますか?」
と聞かれることがあると思います。

それは、本当は「のし紙はどうされますか」
というのが正しいんです。

熨斗っていうのは、品物を包んでいる紙の
右上にある六角形のエンブレムのようなもの。
そのルーツは
昔は細くのばしたアワビを
添えていたんですって!

どうしてアワビなんでしょうね。
それはアワビの身が長~く伸びるからなんです。
長く伸びることから長寿とか末永くとかの意味で
アワビは長寿を願う縁起物という扱いになった
ということなんです。

そんな風な意味合いの食べ物は
年越しそばとか、お正月の昆布とか
色々ありますよね^^

というわけで熨斗はつけないということで、
水引はどうしましょう。

水引っていうのは贈り物の包み紙を結んでいる
紙の紐なんですが、
今はのし紙に印刷されてますよね。

普通のお中元では紅白の蝶結びの物が使われます。
この結び方は蝶結びと結びきりの2つがあって
蝶結びは何度でも結び直しができるということで
出産やお祝いなど何度あってもいいことのときに使われます。

結びきりは解けないということから
二度と繰り返さないように、という時に使われます。
婚礼や全快祝い、弔事のときなどですね。

今回はお中元なので、白の無地の奉書紙か
白い短冊に「お中元」って筆ペンで書くといいです。
本当は毛筆がいいということなんですが
筆ペンで十分です。
文字は崩さないように楷書で書いてくださいね。

まとめ

喪中の時のお中元は贈ってもいいのですが、
忌中といった忙しい時期なら、
贈る時期を遅らせたほうがいいですね。

贈る時期によって、お中元が暑中お見舞いになったり
残暑見舞いになったりします。
目上の方に贈る場合は「見舞い」を「お伺い」に
するほうが丁寧です。

そしてのし紙は、白い無地の奉書しか白の短冊に
「お中元」と書けばいいですよ。

もし、相手が喪中の時に、
普段通り紅白の水引で贈った時は、
お電話などで一言お詫びすれば大丈夫で~す。

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