雛人形を収納スペースのこともあって処分しなくちゃいけなくなることもあります。雛人形は受け付けてくれるけど、その他の道具や小物はNGってこともあるんです。そもそもいつ処分したらいいの?無料でできるところってあるの?そんな雛人形の処分についてお伝えします。
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雛人形の処分で人形以外は引き取ってくれない?
雛人形を処分するときに、人形以外はできませんって受け付けてもらえないことってあるんでしょうか・・・あるんです。
雛人形の処分をお願いする時、神社や寺院に持って行ってお願いすることが多いと思いますが、その際に人形だけって言われるんです。
雛人形って7段飾りとかになると、食器だとか箪笥、化粧道具、かご、御所車などと言ったものがあって、それはそれは飾ると豪華なものになりますよね。
でもこのような小物や道具は受け付けてもらえないんです。
じゃ、どうしたらいいのかというと、お住まいのところのゴミ出しのルールに沿ってゴミとして出すことになるんです。
お人形さんについては、供養が必要ってことなんでしょうかね・・・
お人形さんには持ち主だったり人の魂が宿るから、処分する時は供養してもらわないといけないってことらしいんですが、これも考え方なんです。
お人形さんには魂が宿るんじゃなくって、持ち主の想いが宿るっていうこと。
なのでお人形が持ち主さんから手離れした時に、その思いも消えちゃうって考えもあるんです。
そういう風に考えると、雛人形の供養もしないでもいいのかな~って思いますが、できればしてあげたほうがいいでしょうね。
雛人形って、子供の成長を願って贈られるものなので、感謝の気持ちで供養をするってことですよね。
お人形の供養をするかどうかはさておき、その小物や道具の処分をゴミ出しのルールに従って出すだけでいいのでしょうか?
これは流石に普通のゴミのように出すのは心苦しいですよね。
大事に処分するって言う、表現になっちゃいますけどそうした方が気持ち的にもいいです。
どうするかというと、一礼して(感謝を伝えて)塩をふって清めてから白紙に包んで捨てるというように、大事に処分してくださいね。
やっぱりこれまで雛人形の一部分として見守ってくれてたのですから、ちゃんとお礼を伝えて、お清めしたほうがいいですよね。
雛人形の処分はいつするものなの?
さて、雛人形の処分はいつするものなののでしょうか?
この「いつ」なんですけど、何歳まで飾るの?とか何月まで飾るの?とか、両方の意味がありますよね^^;
まず、何歳まで?についてですが、先程お伝えしましたように雛人形はお子さんの無事な成長を願って贈られるということからすれば、成人した時や結婚した時って言うのがこの「いつ」になるんじゃないかしら。
それから、何月まで飾る?については、3月3日が桃の節句ですので、その後ということになりまして、一般的には3月の中旬頃に片付けるってことが多いようですね。地方によってはもっと長く飾ってるとこもあります。
そういえば雛人形を片付けないでいつまでも飾っていると婚期が伸びるなんて言う話も聞きますよね。あれって迷信で、「片付けができないようではお嫁にも行けないよ」っていう躾の意味もあるんですって。
お父さんが娘を嫁に出したくないから、わざとお雛様を片付けないって言うのも効果がないってことですね^^;
ただお雛様をしまうのが3月の中旬といっても注意が必要です。
雛人形に限らず人形って湿気に弱いんですよ~。弱いっていうか、雛人形ってたくさん着物を着てますでしょ、着物って湿気を嫌うじゃないですか。それと同じですね。湿気たまま片付けると、カビやシミの原因になっちゃいますので、雛人形を片付ける時は、天気のいい日にやるのがいいんですヨ~♪
雛人形を無料で引き取りしてくれるのはココ!
雛人形の供養には結構お金がかかります。よくあるのがダンボール箱1箱でいくらとかの設定で料金が決まってたりしますが、持ち込んだ先で「お気持ちで」などと言われると、いくらお支払いしたらいいのか困ってしまいますよね^^;
では雛人形を無料で引き取りしてくれるところってないのかしら?
それはありますよ~!
よく雛人形がたくさん飾ってある施設とかあるじゃないですか、自治体とか特に高齢者施設では雛人形の寄付を受け付けてくれるって所があります。
ネットなどで探せば出てくると思います。
お近くにない時は送ることになりますので、送料がかかってしまいますけど・・・
あとは、知人や親戚に譲り渡すことができれば、無料で済むことになりますね。
それからネットオークションに出す方も多いですよ。割と需要があるようです。
ヤフオクやメルカリを利用してやられてるようですね。
有料でもいいかから引き取って欲しいというなら、生前整理や遺品整理を行っている業者さんに依頼するという方法があります。
それと、もう一つ。
送料がかかってもいいのなら、途上国へ送られてリユースするという事業をやられてる団体もあります。そこは人形だけでなくランドセルやぬいぐるみといった物も受け付けてくれて、送ったものが海外でまた活躍してくれて、人の役に立ってるんだったら本当に嬉しいですよね。
そちらも検討されてみてはどうでしょう・・・
まとめ
雛人形の処分については、人形とそれ以外はベッコに処分しないといけないのは仕方なさそうです。
お人形は神社や寺院で供養して、その他の小物や道具はゴミとして出してOK。
オークションサイトに出品するのもありです。
処分するのに抵抗がある時は、寄付を受けてくれるところを探すか、リユースしてくれてるところに送るかですね~
荷造りするのがしんどいって時は整理業者にお願いするのもいいですね。
でも、雛人形も全部の人形を捨てるのではなく、お内裏様とお雛様は残して、他のものは処分するという方法もあります。収納スペースの問題で全部を収納するのは無理だけど、お雛様は残して置きたいワ~って思うならこの一対を残して、季節が来たら飾るようにしてはどうでしょう。
その際は、下に敷いてある赤い敷物(緋毛氈「ひもうせん」)と後ろの屏風、そして左右の雪洞(ぼんぼり)は残しておくといいと思います。
人形だけじゃ、ちょっと寂し過ぎますものね^^